内装仕上げ材

内装仕上げ材全般

Q

シラス内装材はどのような物件に採用したらいいの?

A

調湿性・断熱性により、年間を通してエアコンの使用抑制に貢献するため、住宅だけでなく、店舗・オフィス等、様々な場所にご採用いただけます。
結露対策として、機密性の高いマンションや戸建住宅に最適です。
また、ビニールクロスやノリ、合板、塗装等から大量に放出されているVOC(揮発性化学物質)をシラス内装材自身が出さないだけでなく、他の建材から放出されたVOCまでも吸着するため、抵抗力の弱い乳幼児や子供、高齢者、化学物質に敏感な方の住宅にはおすすめです。
優れた消臭機能の点からは、レストランなどの飲食店におすすめです。
また、病院、学校、幼稚園など臭いや化学物質による健康被害を防ぎたい施設にもおすすめします。

 

シラス内装材はどのような物件に採用したらいいの?

 

Q

他の左官材との違いはなに?

A

シラス壁は100%自然素材で構成されています。主成分のシラスは非常に細かい微粒子の中に無数の孔が開いた多孔質な構造を持っています。シラス壁は化学樹脂を使っていないため、この多孔質構造が損なわれることなく、ニオイや湿気を吸着する機能を十二分に発揮するのです。人工では造ることができないこの極めて複雑な構造と成分構成はマグマだからこそ成し得た奇跡であり、他に類を見ないほどの調湿・消臭機能に繋がっています。

 

Q

「シラス壁」と「珪藻土壁」はココが違う!?

A

「シラス壁は“珪藻土”なの?」とよく質問されますが、それは違います。火山噴出物・シラスを活用した100%自然素材の健康建材です。珪藻土とどこが違うのか、何がどう優れているのか、その違いを比較します。

● 「中霧島壁」「ビオセラ」VS 珪藻土壁 比較表

「中霧島壁」「ビオセラ」VS 珪藻土壁 比較表

※多少の偏った評価があるかもしれませんが、しかしこれ程の明確な格差は、「中霧島壁」がこれまでの内装材に大きな革新性を表していることを証明しています。

 

Q

シラス壁の調湿機能はどのくらいあるの?

A

部屋の空気を快適に保つ「薩摩中霧島壁」の調湿機能のデータを公開します。

中霧島壁の吸湿性試験

中霧島壁の放湿性試験

考察)
吸湿については30分後には54%(快適範囲)、60分後に45%程度となり以降安定します。
放湿については35分後には25%、80分後に27%,250分後には28%となり、以降はゆっくりとした変化となります。
放湿性は吸湿性に比べて能力が低いように見えますが、相当長い時間をかけながらゆっくりと湿気を放出するものと推定されます。これは、シラスの中の孔が湿気を捕まえていようとする力が強く、室内空気の湿度とシラス壁内部の湿度を近づけようとする力が綱引きをしているため、時間がかかると考えられます。

<省エネに貢献します >
中霧島壁の調湿機能とは、湿度を自然の力で自動的にコントロールすることを言います。すなわち湿度が高いときは、これを吸い込み室内の不快指数を低下させ、空気が乾いているときは、湿気を室内に放出する働きです。勿論、電気などを使わないので、エアコンや加湿器のような急激な変化はありませんが、それらの機器の電力消費を小さくし、省エネに役立つという視点では大きな貢献をします。

 

Q

調湿・消臭機能の他に特性は?

A

シラス壁には多くの特性があります。

省エネ・節電
シラス壁の断熱・調湿機能により、年間を通じてエアコンや加湿器の使用抑制に貢献します。また、優れた消臭・調湿機能によって室内の空気をきれいに保つから、空気清浄器も必要ありません。さらに、雨の日などに洗濯物を部屋干ししても、嫌なニオイを残さずすばやく乾くので、衣類乾燥機の稼動も軽減。電力を消費する機器の使用を最小限に抑えるから、省エネに貢献します。

防火・不燃性
無機質素材であり、有毒物質を含まない不燃材です。
不燃材料として国土交通省より認定を受けています<不燃材料 NM-0088号>

安心品質
100%自然素材で構成されているため、人体に悪影響を及ぼす恐れのある化学物質を出しません。

抗菌性
シラス内装材は、素材構成がほぼ無機質のためカビが発生しにくい環境をつくります。

吸音性・保温性・断熱性
主原料シラスが多孔質構造のため、吸音性に優れ、熱伝導率が低く高い断熱性を発揮し、省エネに貢献します。薩摩中霧島壁 熱伝導率 0.17W/(m・K)

 

Q

実際に生活して、「薩摩中霧島壁」の機能・効果、あなたはどう感じていますか?

A

住まい手100人に聞きました ~アンケート結果報告~「薩摩中霧島壁」(100%自然素材・内装用仕上材)を採用いただいたお施主様100人に、「薩摩中霧島壁」の数ある機能が本当に効果があるのか、その評価をお願いしました。お客様の生の声も含め、結果を以下のとおり報告します。

※この結果はアンケート返信が100通に届いた段階でまとめたものです。(H16.11.1現在)

住まい手100人に聞きました ~アンケート結果報告~

  • トイレもにおいが気になりませんし、何より、リビングで「お好み焼き」「焼肉」をした翌朝も臭いが残っていないことにびっくりしています。(京都府京都市・K様、施工場所:全部屋)
  • 洗濯物干しについては雨で2~3日室内に干してあってもイヤな臭いもないし、部屋も独特な湿気もカビ臭い感じもなくとても驚きました。壁の部屋はほこりがたまりにくい気がしました。寝室で布団の上げ下げをしていてクロスの部屋よりもほこりがつもっていない気がします。(愛知県安城市・K様/施工場所:リビング・寝室)
  • アトピーだった3才の息子が引越ししてから一度も薬を塗ることなく手足がきれいになりました。主人は寝るところがかわると寝つきが悪いのですが、新居で慣れなくて落ち着かない・・・と感じるのに、よく眠れると不思議がっています。昼寝しなくなった息子もよくリビングで昼寝するようになりました。(兵庫県尼崎市・T様、施工場所:リビング・和室・キッチン・廊下・玄関他)

 

Q

リフォームに「シラス壁」がおすすめな理由とは?

A

その理由は大きく7つ。

  1. 例えば、ペットやタバコのイヤな臭いの元・アンモニア臭なら、ほぼ30分で完全に消臭します。
    消臭性能データはこちら
  2. 調湿性に優れているため、室内に湿気が溜りません。だから、カビや結露の発生を抑えます。アトピーなどにお悩みのお子様をもつご家庭にもおすすめです。
  3. 化学物質ゼロ。だからシックハウスを心配する必要はありません。しかも、他の建材や家具などから発生するVOC(揮発性化学物質)を吸着して、再放散しないことがデータで証明されています。
    消臭性能データはこちら
  4. 自然素材ならではの温かみのある素材感とその風合いが、心地よい空間をつくりだします。デザイン性にも冨み、こだわりのあるお客様に選ばれています。
  5. 6畳1間をクロスで仕上げた場合、約6万円。「薩摩中霧島壁」で仕上げると、約10万円。でもこれは初期投資の費用を比較したもの。
  6. シラス壁は実際にそこで生活をしてはじめて本当の満足感を得ることができます。これはお客様からの声が証明してくれています。
    • 猫がマーキングする悪臭が消えるようになった。今まで不快だったので、すごく嬉しい。(東京都目黒区・T様)
    • 実際に生活して気づいたことは、結露もほとんどなく爽快なこと。ペアガラスじゃないのに問題ないんです。(神奈川県横浜市・M様)
    • トイレに「中霧島壁」を使用したのですが、一日中換気扇をまわさなくても快適にすごせるようになりました。(神奈川県川崎市・N様)
    • 以前住んでいたところ(借家ですが)では、夜になると咳き込んでいた妻はその症状がなくなり、また、季節の変わり目に喘息気味になる、抗アレルギー剤を服用していた子どもは、入居以来まだ医者にかかっておりません。(神奈川県横浜市・N様)
  7. 年間を通じてエアコンや加湿器の使用抑制に貢献し、省エネ・節電に繋がります。

 

Q

電気代はどのくらい節減できるの?

A

中霧島壁の電気代節減量は?

断熱効果
断熱効果を求めるには、「熱伝導率」が用いられます。
中霧島壁と比較対象となる土壁の「熱伝導率」を下記に示します。

● 表1.熱伝導率[W/(m・K)]

中霧島壁(内壁) 土壁(内壁)
0.17 0.58

断熱効果 高⇔低

 
! 「熱伝導率」は、値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱効果が高くなります。

 

冬・夏のそれぞれの初期条件(室内・屋外温度)と中霧島壁・土壁の室内側壁表面温度を[表2]に示します。上の熱伝導率および壁の厚み(中霧島壁=土壁=5mm)より、室内側壁表面温度が下記のように求めることができます。

[冬]
屋外温度0℃、室温15℃の場合、外の冷気により室内側壁表面の温度は低下します。土壁にくらべ中霧島壁は、約1.2℃高くなる効果が期待されます。

[夏]
屋外温度35℃、室温28℃の場合、外の暑気により室内側壁表面の温度は上昇します。土壁にくらべ中霧島壁は、約0.6℃低くなる効果が期待されます。

● 表2.室内側壁表面温度【℃】

  屋外  室内  中霧島壁  土壁 温度差
0.0 15.0 6.0 4.8 1.2
35.0 28.0 32.2 32.8 0.6

 

暖房時
1℃につき電気代約7%が低減できると言われています。
従って、冬期の電気代は、土壁より「最大約8%低減」が期待できます。
  冷房時
1℃につき電気代約10%が低減できると言われています。
従って、夏期の電気代は、土壁より「最大約6%低減」が期待できます。

 

調湿効果
中霧島壁の調湿機能は、湿度が高いときは吸湿し、湿度が低いときは放湿するものです。吸放湿効果によって、室内の湿度は、50~60%に保たれます。ここで、日本の夏の平均的湿度は約80%、室内気温は28℃と仮定します。調湿効果によって、湿度80%⇒60%の低下が得られると仮定し、体感温度を[表3]に示します。夏の場合、約1.6℃の効果があることが期待できます。

● 表3.体感温度

室内気温【℃】 湿度【%】 体感温度【℃】 温度差【℃】
28 80⇒60 26.4 1.6

断熱効果 高⇔低

 
! 「体感温度」とは、温度変化がなくても、湿度が変化することで暑く感じたり涼しく感じたりする体感的な温度のことです。

 

気温28℃の室内で、湿度が20%低下すると、電気代が『最大約15%低減』が期待できます。

※冬期は、室内湿度が快適湿度(40~60%)に近く、温度効果は、あまり高くないと考えられるので、ここでは省きます。

中霧島壁の断熱&調湿の相乗効果は?

暖房時
土壁と比べ
最大約8%の節電となる
  冷房時
土壁と比べ
最大約20%の節電となる

※上記電気節減量は、夏・冬の条件に当てはめて理論的に算出したものです。あくまでも目安としてご活用ください。