古い壁を甦らせる!シラス壁で叶う快適リノベ術
はじめに
長年暮らしてきた家や、中古住宅を購入して住み始めた家。壁を見て「ちょっと古びてきたな」「カビや汚れが気になる」と感じたことはありませんか? 壁は部屋の印象を大きく左右する部分であり、同時に住まいの快適性や健康にも深く関わっています。
そんな古い壁を“甦らせる”のにぴったりなのが、自然素材のシラス壁です。単なる見た目のリフォームではなく、暮らしを根本から快適に変えてくれるのがシラス壁の強み。今回は、シラス壁を使ったリノベーションの魅力と具体的な方法について、分かりやすくご紹介します。
シラス壁とは?
「シラス」とは、2万5千年前、現在の鹿児島湾北部を火口とする姶良カルデラの大噴火によって発生した火砕流が堆積したものです。
その「シラス」の特徴を活かしてつくられるのがシラス壁です。
一般的なビニールクロスや化学素材の壁とは違い、自然素材100%。化学物質をほとんど含まないため、シックハウス症候群の原因になりにくく、健康的な空気環境をつくり出します。
古い壁が抱える問題点
古い壁には、見た目だけでなく快適性や安全性にも関わる問題が隠れています。
- 汚れやシミ:タバコのヤニ、料理の油、手垢など
- カビや湿気:クロスの裏にカビが広がると、健康被害の原因に
- 剥がれやひび割れ:経年劣化で壁紙が浮いたり、塗り壁が欠けたり
- においの染み付き:ペットや生活臭が残りやすい
このような問題を放置すると、家全体の寿命にも悪影響を与えてしまいます。
シラス壁で甦る快適空間
1. 調湿機能でカビ知らず
シラス壁の最大の特長は調湿作用です。湿気が多いときは吸収し、乾燥しているときは放出するため、結露やカビを防ぎます。古い壁にありがちな「ジメジメ感」や「カビ臭さ」を解消し、さわやかな空気を取り戻せます。
2. 脱臭効果で空気が変わる
古い家に入ったときに感じる独特のにおい。その多くは壁や天井に染み付いた臭いです。シラス壁は多孔質構造により、においの粒子を吸着・分解する力を持っています。タバコ、ペット、料理の臭いが気にならなくなり、「空気が澄んでいる」と実感できます。
3. 除菌・抗ウイルス機能
近年注目されているのが、シラス壁の除菌・抗ウイルス効果。壁の表面で菌やウイルスの活動を抑える働きがあるため、古い家の衛生環境を改善するのに役立ちます。特に子どもや高齢者がいる家庭に安心感を与えてくれます。
4. デザイン性の高さ
リノベーションの楽しみは、やはり「見た目の変化」。シラス壁は、和風・洋風・シンプルモダンなど幅広いインテリアにマッチします。色味や質感を選べば、古い家でも一気に洗練された空間に変わります。
リノベーションの施工方法と注意点
下地の確認が重要
古い壁をリフォームする場合、まずは下地の状態をチェックすることが大切です。カビや腐食が進んでいる場合は、そのまま塗っても効果を発揮できません。必要に応じて補修や下地処理を行いましょう。
DIYかプロか?
シラス壁はDIYでも施工できますが、仕上がりや耐久性を考えるとプロに依頼するのがおすすめです。職人が塗ると表面の美しさや強度が格段に違います。
メンテナンスのしやすさ
汚れがついた場合は、乾いた布やメラニンスポンジ、消しゴムで軽くこするだけで落ちることも多いです。部分補修も可能なので、古い家でも長く清潔に保てます。
実際にリノベしたらどう変わる?
シラス壁にリフォームした家庭では、こんな声が多く聞かれます。
- 「梅雨時期でも部屋がジメジメせず、快適になった」
- 「子どものぜんそくやアレルギーが落ち着いた」
- 「友人に“空気がきれい”と驚かれた」
- 「古い家なのに新築のように感じる」
見た目の美しさだけでなく、体感としての快適性が向上する点が、他の壁材との大きな違いです。
まとめ
古い壁のリフォームは、単なる見た目の修繕にとどまりません。壁を変えることで、空気、湿度、清潔さ、デザインまで一新できるのです。
シラス壁を使ったリノベーションなら、
- ジメジメやカビの解消
- においの除去
- 除菌・抗ウイルスによる衛生的な空間
- デザイン性の高いおしゃれな仕上がり
を同時に叶えることができます。
「古い家だから仕方ない」とあきらめる必要はありません。シラス壁の力で、住まいを甦らせ、毎日を快適に過ごしてみませんか?
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