結露防止にはシラス壁!湿気対策に強い理由とは?

2025/06/06(金) シラス壁コラム


はじめに

冬の朝、窓ガラスにびっしょりとつく水滴。押し入れの奥や壁の隅がジメジメしている…。こんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?これが「結露(けつろ)」です。結露は、見た目の問題だけでなく、カビやダニの原因となり、家の寿命を縮める原因にもなります。そこで注目したいのが、「シラス壁」という自然素材の壁材です。今回は、シラス壁がなぜ結露対策に効果的なのか、その理由を詳しく解説します。


 結露ってどうして起きるの?

結露は、空気中の水分(湿気)が冷たい場所に触れて水滴になる現象です。例えば、冬に暖房をつけた部屋で、冷たい窓ガラスに水滴がつくのはそのためです。湿度が高く、外気との温度差が大きいと、結露が発生しやすくなります。特に、気密性の高い現代の住宅では、換気が不十分だと湿気がこもりやすく、結露が起こりやすくなります。


シラス壁って何?

シラス壁は、火山の噴火でできた「シラス」という自然素材を使った壁材です。シラスは、無数の小さな穴が開いた多孔質の構造を持っており、この構造がシラス壁の特徴的な性能を生み出しています。


 シラス壁が結露対策に効果的な理由

1 優れた調湿性能

シラス壁は、湿度が高いときは空気中の水分を吸収し、乾燥すると蓄えた水分を放出する働きがあります。これにより、室内の湿度を一定に保ち、結露の発生を抑えることができます。

2 断熱性による結露防止

シラスは熱伝導率が低く、室内外の温度差を緩和します。これにより、壁の表面温度が適切に保たれ、露点温度を下回るリスクが減少します。結果として、結露しにくい環境が整います。

3 抗菌・抗ウイルス効果

シラス壁は、自然由来の抗菌・抗ウイルス効果を持ち、室内の空気を清潔に保つ働きがあります。これにより、カビやダニの発生を抑制し、健康的な住環境を提供します。


 実際の効果をデータで見る

ある実証実験では、シラス壁を使用した部屋と一般的な壁材を使用した部屋で、湿度の変化を比較しました。その結果、シラス壁を使用した部屋では、湿度の変動が少なく、結露の発生が抑えられることが確認されました。


シラス壁のメリットとデメリット

メリット

  • 結露の防止:優れた調湿性能と断熱性により、結露の発生を抑制。

  • 健康的な住環境:抗菌・抗ウイルス効果で、カビやダニの発生を抑制。

  • 自然素材:化学物質を含まず、アレルギーや喘息の方にも安心。

デメリット

  • コスト:一般的な壁材に比べて、施工費用がやや高め。

  • 施工技術:専門的な技術が必要なため、施工業者の選定が重要。


まとめ

結露は、見た目の問題だけでなく、家の健康や寿命に影響を与える重要な問題です。シラス壁は、その優れた調湿性能と断熱性により、結露の発生を抑制し、健康的な住環境を提供します。デメリットもありますが、長期的な視点で見ると、シラス壁は非常に有効な結露対策となるでしょう。新築やリフォームを検討されている方は、ぜひシラス壁を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。


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