自然と調和する心地よい住まい

三重県菰野町

カテゴリ|すべて

鈴鹿山脈の麓に位置する自然豊かな三重県菰野町。
ここに、自然と調和する心地よい住まいがあります。

現在、木家研究所(株)(三重県菰野町)のモデルハウスとして活用されているこの住まいは、通常のモデルハウスとは異なり、4年後に実際に住む住まい手の生活スタイルを考慮してつくられています。

シンプルな外観。 スーパー白洲そとん壁W-128掻き落とし仕上げ

シンプルな外観。 スーパー白洲そとん壁W-128掻き落とし仕上げ

設計を手がけたアトリエオーブ・西本 哲也氏にお話を伺いました。

「この住宅は、私が独立前に務めていた木家研究所 現所長の服部幸信氏より、4年後にお客様が住むまでの期間限定のモデルハウスとして相談を受けました。
木家研究所は、地域に根ざし、自然素材や無垢の木材を活用した住宅づくりをしているビルダーです。そのため、木家研究所のスタイルを表現したモデルハウスにしてほしいという要望をいただいておりました。
服部所長は、この計画にあたり、現存する自然素材等を徹底的に研究しており、そこでいきついたのが高千穂の「シラス壁」でした。

 

開放的なLDK空間。 薩摩中霧島壁SN-2ソフトヘアライン仕上げ。

開放的なLDK空間。
薩摩中霧島壁SN-2ソフトヘアライン仕上げ。

外装材として採用した『スーパー白洲そとん壁』は、在来木造では常識化している内部結露を防ぐための「外壁通気層がいらない!」というシンプルな考え方に特に惹かれました。
意匠面においても、左官壁の圧倒的な存在感に魅力を感じました。
内装仕上材の「薩摩中霧島壁」は、他の湿式壁よりも調湿効果があることに期待をもちました。

2006年2月開催の『スーパー白洲そとん壁 特許取得説明会』(主催:株式会社高千穂)に服部所長とスタッフ数名で参加しました。
そこで実際に、各専門家の話やデモンストレーションの実験等で、信頼できる材料であると確信し、モデルハウスの計画に採用することが決定しました。」

 

開放的なLDK空間。 薩摩中霧島壁SN-2ソフトヘアライン仕上げ。

 

「道路面からの外観には、あえて装飾的なものを極力排除し、シンプルに外壁(左官)の存在感だけの表情としました。
内部については、調和を考え、木材とシラス壁のバランスを考えました。
色については悩みましたが、あえてアースカラーにしました。昨今のシンプル&モダンの傾向とは逆行するかもしれないですがね。

 

和室:ちょっと遊び感覚を 取り入れ黒色の壁に・・・ SN-2ソフトヘアライン仕上げ

和室:ちょっと遊び感覚を取り入れ黒色の壁に・・・
SN-2ソフトヘアライン仕上げ

実際に完成してみて、外観については、予想以上の質感と存在感で、壁だけで十分に住宅の表情として成り立つものだと実感しました。
室内については、アースカラーは自然な感じでなじんでおり、柔らかな雰囲気をかもし出してくれています。」

この住まいでは、シラス壁、県産の木材等、自然素材をふんだんに使用。ナチュラルな色合いが、色彩的にもリラックスさせてくれます。

「左官壁の宿命であるクラックは、梁との取り合い部分は予想の範疇でありましたが、他の部分は、1年以上経過した時点ではこれといってクラックも見当たりません。」
と西本氏。

 

木材×シラス壁の室内。 木材は、県産材を使用。 SN-20ソフトヘアライン仕上げ

木材×シラス壁の室内。
木材は、県産材を使用。
SN-20ソフトヘアライン仕上げ

完成後の感想もお伺いしました。
「室内での空気感が、他の建物とはかなり違うような気がします。
これは、人それぞれの感覚で定量化できるものではないですが、私自身はとても気持ちよいのです。」

「モデルハウス見学会開催の際は一日中室内にいることが多いのですが、おそらく調湿効果は予想以上であると思います。なんとなくですが・・・、空気がいつも爽やかな感じがします。気持ちよいので、ついつい接客も忘れて・・、くつろぎたい気分になりますね。」と話す西本氏。

その“気持ちよさ”は、これからもこの住まいと共にあることでしょう。
4年後、実際の住まい手はどのような感想をもらすでしょうか。今から、楽しみです。

※アトリエオーブ様は、この住宅において平成20年三重県建築賞を受賞しています!

 

この住宅において平成20年三重県建築賞を受賞しています

 

 

設 計
西本 哲也(アトリエオーブ)
〒510ー8031
三重県四日市市川北1丁目アムールサウス3B
TEL・FAX:0593-66-0311
E-mail : atelier-orb@nifty.com
URL  : http://homepage2.nifty.com/atelier-orb/