壁材選びで失敗しない!シラス壁の特徴とリフォーム成功の秘訣

2026/02/04(水) シラス壁コラム

はじめに

リフォームや新築を考えるとき、多くの人が毎日使うキッチンやお風呂などの水まわりに時間をかけます。
一方で、壁は「とりあえずクロスでいいか」と、深く考えずに決めてしまうことが少なくありません。

でも、壁は毎日目に入り、空気や湿気、においにも関係する、とても重要な部分です。
壁材選びを間違えると、完成してから
「なんだか落ち着かない」
「前の家と変わらない」
と感じてしまうこともあります。

このコラムでは、自然素材の壁として注目されているシラス壁について、良いところも、気をつけたいところも、正直にお伝えします。


まず知っておきたい「壁材の役割」

壁は、ただ部屋を仕切っているだけではありません。

  • 断熱・保温の役割
  • 防音・遮音
  • 調湿・結露防止
  • 部屋の印象を大きく左右する

など、壁材は「見た目」と「住み心地」の両方を決める存在です。だからこそ、値段や流行だけで決めるのはおすすめできません。


よく使われる壁材とその特徴

ビニールクロス

メリット

  • 価格が安い
  • 工事が早い
  • デザインが豊富

デメリット

  • 通気性・調湿性が低い
  • 年数がたつと剥がれやすい
  • 高級感・個性を出しにくい

「無難だけど、特別良いわけでもない」という立ち位置です。

塗り壁(自然素材)

職人さんがコテで塗って仕上げる壁です。漆喰や珪藻土、そしてシラス壁もこの仲間です。


シラス壁ってどんな壁?

シラス壁の「シラス」とは、九州地方に堆積している火災流噴出物のうち、主に約2.7万年前の姶良カルデラ(現在の錦江湾奥部)の噴火によって発生した入戸火砕流を起源とする、白色~白灰色で砂状の自然素材です。
このシラスを使ってつくられた壁材がシラス壁です。

シラス壁には下記のような特徴があります。

湿気を調整する力がある

シラス壁は、空気中の湿気を吸収したり、必要に応じて放出したりします。
そのため、

  • 部屋がジメジメしにくい
  • 結露の発生を抑制する
  • カビが発生しにくい

といった効果が期待できます。

においがこもりにくい

シラス壁は、料理、ペット、生活臭などの気になるにおいを吸着する性質があります。
また、吸着したにおい成分は再放出されない為、室内の空気を快適に保ちます。

自然素材で安心感がある

化学物質を使用しない100%自然素材です。小さな子どもがいる家庭や、においに敏感な方でも安心して過ごすことができます。


シラス壁のデメリット

コストが高め

ビニールクロスや一般的な塗り壁に比べ施工費用が高く、下地処理や施工職人の技術が必要になる為、
コストが高くなります。
しかし、長期間美しさを保てるため、結果的にはメンテナンス費用が抑えられます。

 職人の腕で仕上がりが変わる

シラス壁は、人の手で塗ります。そのため、職人さんの経験や丁寧さで、仕上がりに差が出ます。


壁材選びでよくある失敗パターン

デザインだけで選ぶ

見た目が気に入っただけで選ぶと、

  • 掃除しにくい
  • 傷や汚れが目立つ
  • 耐久性や強度が足りない場合がある
  • 長期的に見るとコストがかかる

など、生活していくなかで後悔するリスクがあります。

コストだけで決める

安さだけで選ぶと、

  • 耐久性・寿命が短くなる
  • メンテナンスにお金がかかる
  • 防水・調湿・防音・消臭などの機能不足

初期費用は抑えられても、長期的には高くつくことがあります。


シラス壁リフォームを成功させる秘訣

まずは一部だけ取り入れる

初めての場合は、全面施工よりも、

  • リビングの一面
  • 玄関
  • 寝室

など、ポイント使いがおすすめです。これだけでも、雰囲気や空気の違いを感じられます。

写真ではなく実物を見る

照明や時間帯によって、見え方は変わります。可能なら、実物サンプルを見て触って確認しましょう。

経験のある業者を選ぶ

「シラス壁の施工実績があるか」
「過去の事例を見せてもらえるか」

左官工事は、経験の差がそのまま仕上がりに出まる為、この2点は必ず確認してください。


まとめ:壁材選びで一番大切なこと

壁材選びに「絶対の正解」はありません。
大切なのは、

  • メリットだけでなく、デメリットも理解すること
  • 自分たちの暮らし方に合っているか考えること

シラス壁は、合う人にとっては、毎日の暮らしを静かに、でも確実に快適にしてくれる存在です。


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