環境にも家族にもやさしい!シラス壁でつくるエコ子育て住宅

2025/10/27(月) シラス壁コラム

はじめに

子どもが安心して深呼吸できる家。
そんな家をつくりたいと思う親御さんは多いのではないでしょうか。

見た目のデザインももちろん大切ですが、これからの時代に求められるのは、家そのものが人と地球にやさしいこと

最近、「エコ住宅」や「自然素材の家」という言葉をよく耳にします。その中でも注目されているのが、火山噴出物・シラスからできたシラス壁です。

このシラス壁、実は子育て世代にとってうれしい機能がたくさんあるんです。
今回は、「環境にやさしい」「家族にやさしい」両方の視点から、シラス壁の魅力をわかりやすく紹介します。


1.シラス壁ってどんな素材?

まずは基本から。

「シラス」とは、九州南部に広がる火山分出物のこと。およそ2万5千年前の大噴火によって生まれた自然の恵みです。

このシラスを主な原料としてつくられるのが「シラス壁」。化学的な接着剤や合成樹脂を使わず、100%自然素材の壁材です。
一般的なビニールクロスの壁とちがい、土のように“呼吸する”素材であることが最大の特徴です。
家の中の空気を吸い込み、湿気やにおいを調整してくれるため、暮らす人が気づかないところで環境を整えてくれるんです。


2.子どもの健康を守る「空気の質」

赤ちゃんや小さな子どもは、大人よりも空気の影響を受けやすいといわれます。
体が小さい分、同じ空気を吸っても化学物質の影響が大きくなってしまうからです。

新築やリフォーム直後の家で「ツンとしたにおい」を感じたことはありませんか?
それは、壁紙や接着剤から出る**VOC(揮発性有機化合物)**が原因のひとつです。

シラス壁には、そうした化学物質が含まれていません。
施工直後から空気がすっきりしていて、「子どもがすぐに部屋で遊べた」「においが全然しない」という声も多く聞かれます。

実際、厚生労働省も室内空気の安全基準を定めており、建材から放散する有害物質は子どもの健康に影響を与える可能性があるとしています。
(参照:厚生労働省「室内空気中化学物質に関する指針値」https://www.mhlw.go.jp/houdou/0106/h0628-1.html)

つまり、壁材の選び方が家族の健康に関わるということなんです。


3.湿気とカビを防ぐ「呼吸する壁」

子育て中の家庭でよくある悩みといえば、「結露」「カビ」「部屋干しのにおい」。

シラス壁は、目に見えない小さな孔をたくさん持っています。
この孔が、空気中の水分を吸ったり吐いたりして、部屋の湿度を自然にコントロールしてくれるのです。

梅雨どきにジメジメしない、冬に乾燥しすぎない、そんな“ちょうどいい空気”をつくってくれるのがシラス壁のすごいところ。

さらに、湿気がこもりにくいことでカビやダニの発生を防ぎやすいというメリットもあります。
アレルギー体質の子どもがいる家庭にはうれしい効果ですね。


4.においを自然に分解!

シラス壁は、ただ空気を吸うだけではありません。
空気中のにおいの原因物質や有機ガスを吸着し、一部を自然の力で分解してくれます。

たとえば、

  • 料理や揚げ物のにおい
  • ペットのにおい
  • 生活臭やたばこの残り香

こうしたにおいが時間とともに気にならなくなるのは、壁が静かに“空気を浄化している”からなんです。
家に入った瞬間の「この家、なんだか空気がきれい」という印象。それは見た目以上に、壁が頑張っている証拠です。


5.子どもが触れても安心な自然素材

化学樹脂や可塑剤などを使っていないため、手で触れても安全です。

子どもは壁に手をついたり、時には少し汚したりもします。でも、シラス壁は静電気を帯びにくく、ホコリや汚れがつきにくいという特徴があります。

軽い汚れなら、消しゴムやメラミンスポンジでやさしくこすれば取れることも。
年月を経ても表情が変わりにくく、補修も比較的かんたんなのが魅力です。


6.エネルギー効率にも貢献

シラス壁は「エコ素材」としても注目されています。

壁が熱や湿気を自然に調整するため、エアコンや加湿器の使用を減らせるケースもあります。
これが結果的に電気代の節約やCO₂削減につながります。

さらに、シラスは大型機械で粉砕したり、焼成する必要がないため、製造時に大きなエネルギー消費がありません。

家計にも地球にもやさしい──
そんなサステナブルな暮らし方を、壁一枚が支えてくれるのです。


7.シラス壁は「地球に戻せる建材」

シラスは、もともと自然界に存在する火山噴出物。
そのため、処分するときも有害な物質を出さず、土に還せる素材です。

住宅のライフサイクル全体で見ても、製造時のエネルギー負荷が低く、廃棄後も環境への影響が少ない。まさに循環型の建材といえます。

「環境を壊さない家づくり」──
それは未来の子どもたちにとっても大切なテーマです。シラス壁は、その考え方を自然なかたちで実現できる素材なんです。


8.実際に使った家庭の声

シラス壁を採用した家庭からは、こんな声が届いています。

「部屋の空気がさらっとしていて、子どもの鼻炎が軽くなった気がします」
「湿気が減ったのか、洗濯物のにおいがしなくなりました」
「夏のエアコンが以前より弱くても快適になりました」

もちろん個人差はありますが、多くの家庭で「空気の質が変わった」と感じているようです。
壁は普段あまり意識しませんが、実は“家の呼吸”を支える大切な存在なのです。


まとめ:子どもと地球にやさしい家を

これからの時代の家づくりは、「家族が快適に過ごせること」と「環境を守ること」を両立させる必要があります。

シラス壁は、

  • 化学物質を使わない
  • 空気をきれいにする
  • 湿気を整える
  • 省エネ
  • 自然に還る素材

と、まさにエコと健康を両立できる壁材です。

子どもの未来を考えるとき、それは「今の暮らし方」を見直すことから始まります。
地球にも、家族にもやさしい家。シラス壁は、その第一歩になる素材かもしれません。


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