エコ住宅の決め手!シラス壁と太陽光発電の相性
施工&画像提供:有限会社エフ・ベース
はじめに
「エコ住宅」と聞くと、どんな家を思い浮かべるでしょうか。
太陽光発電が屋根にのっている家、省エネ家電がそろった家、断熱性能が高い家…。
どれも正解ですが、実は見落とされがちな大切なポイントがあります。それが「壁」と「電気のつくり方」です。
最近、自然素材の中でも注目されているのが「シラス壁」。そしてエコ住宅の定番とも言える「太陽光発電」。
この2つは、それぞれ単体でもすぐれた特徴を持っていますが、組み合わせることで、より快適で無理のないエコな暮らしが実現できます。
この記事では、「なぜシラス壁と太陽光発電が相性がいいのか」を、できるだけ分かりやすく、具体的な暮らしの場面を交えながらお伝えします。
そもそもエコ住宅って何だろう?
エコ住宅とは、ただ電気代が安い家のことではありません。大きく分けると、次の3つがそろっている家だと言えます。
- エネルギーを無駄にしない
- 人の体にやさしい
- 長く住めて、環境への負担が少ない
太陽光発電は「エネルギーをつくる」役割、シラス壁は「室内環境を整える」役割を持っています。
つまり、この二つはエコ住宅の土台をそれぞれ別の方向から支えている存在なのです。
シラス壁ってどんな壁?
シラス壁は、南九州に堆積している火山噴出物である「シラス」を主原料にした自然素材の塗り壁です。
シラス壁の特徴は、「呼吸する壁」であることです。
・湿気が多いときは水分を吸収
・乾燥すると水分を放出
この働きのおかげで、部屋の中の湿度が安定しやすくなります。
梅雨でもジメジメしにくく、冬でもカラカラになりにくい。これはエアコンや加湿器に頼らずに、自然に近い環境をつくってくれるということです。
太陽光発電は「電気をつくるだけ」じゃない
太陽光発電というと、「電気代が安くなる」「売電できる」というイメージが強いかもしれません。
もちろんそれも大きなメリットですが、本当の価値はそこだけではありません。
太陽光発電があると、
・昼間は自家発電の電気で生活できる
・停電時でも最低限の電気が使える ※パワーコンディショナーに自立運転機能がある場合
・電力会社に頼りすぎない暮らしができる
つまり、エネルギーの自立に一歩近づくということです。
ただし、太陽光発電だけでは「快適さ」は保証されません。そこで重要になるのが、家そのものの性能、特に「室内環境」です。
なぜシラス壁と太陽光発電は相性がいいのか?
この二つの相性が良い理由は、とてもシンプルです。
太陽光発電は電気をつくり、シラス壁は電気を使いすぎない環境をつくる。
この役割分担が、無理のないエコ住宅を実現します。
例えば、シラス壁の家は湿度と空気が安定しやすいため、
・夏にエアコンを強くかけなくても涼しく感じる
・冬に加湿器を使いすぎなくて済む
結果として、太陽光でつくった電気を大量に消費しなくて済むのです。
これは、「たくさん発電する家」よりも、「少ないエネルギーで快適に暮らせる家」の方が、本当の意味でエコだという考え方につながります。
空気の質が、暮らしの質を変える
もう一つ大きなポイントが「空気のきれいさ」です。
シラス壁には、
・においを吸着する
・化学物質を出さない
・抗菌・坑ウィルス効果がある
といった特徴があります。
太陽光発電で電気をまかなえても、室内の空気が悪ければ健康的とは言えません。
シラス壁は、目に見えないストレスを減らしてくれる存在です。
特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、この空気環境の差が、長い年月で大きな違いになります。
機械に頼りすぎない家は、長く続く
最新の設備は便利ですが、必ず寿命があります。
太陽光パネルやパワーコンディショナーも、いずれ交換が必要です。
一方、シラス壁は自然素材のため、基本的に大きな劣化が起こりにくく、手入れもシンプルです。
機械が壊れても、壁そのものの性能は変わらないという安心感があります。
つまり、
・設備でエコを支える=太陽光発電
・素材でエコを支える=シラス壁
この二本柱があることで、一時的ではない、本当に続くエコ住宅になります。
まとめ:数字だけでなく「体感」で選ぶエコ住宅
エコ住宅を考えるとき、つい「発電量」や「光熱費削減額」といった数字に目が行きがちです。
でも、毎日暮らす家で本当に大切なのは、
・空気が気持ちいい
・季節の変化がつらくない
・家にいると落ち着く
こうした「体感」ではないでしょうか。
シラス壁と太陽光発電は、派手さはありませんが、静かに、確実に暮らしを支えてくれる組み合わせです。
無理をせず、自然に寄り添いながら、未来にも続く住まいを考える。
その答えの一つが、この二つの相性の良さにあります。
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