高齢者にやさしい家とは?シラス壁で叶える安心空間

2025/12/01(月) シラス壁コラム

はじめに

高齢になってくると、家の中での「ちょっとした不便」が大きな負担になったり、健康面で影響が出たりすることがあります。
階段の上り下りが辛くなったり、冬の寒さが体にこたえたり、室内の空気がこもって息苦しく感じたり——。
今まで気にならなかったことが、暮らしの質を左右するようになるのです。

そこで今回は、「高齢者にやさしい家はどんな家なのか?」という視点から、特に注目されている “シラス壁” を使った住まいづくりについて、わかりやすくたっぷりと紹介します。
ご家族での住まいづくりの話し合いにも役立てていただければ幸いです。


高齢者が安心して暮らせる家とは?

高齢者にやさしい家の条件は、実は特別なものではありません。
誰にとっても安全で快適な家が、そのまま高齢者にとっても過ごしやすい家になります。

ここでは、特に大切なポイントを4つに分けて紹介します。

①転びにくい、安全な動線

高齢者の怪我で最も多いのが「転倒」です。
床の段差をなくしたり、つまずきやすいマットを置かないようにするだけでもリスクは大きく減ります。

② 温度差が少ない環境

冬のヒートショックは命に関わる危険な現象です。
部屋ごとの温度差を少なくするためには、断熱性を高めたり、湿度を調整したりする工夫が必要です。

③ 空気がきれいで、息苦しくない

高齢になるとハウスダストやカビの影響を受けやすくなるため、室内環境の質はとても重要です。
空気がこもってしまう家は、健康にとって大きな負担となります。

④ メンテナンスが楽で、長く使える素材

家を「キレイに保つこと」自体が負担になりやすいため、お手入れが簡単で長持ちする素材を選ぶことも安心につながります。


なぜ‘‘シラス壁,,が高齢者に向いているのか?

ここからが本題です。
高齢者にやさしい素材として近年注目されているのが、九州の火山噴出物「シラス」を使った シラス壁 です。

“自然素材らしい気持ちよさ”がありながら、実はとても機能的。
特に次の4つの理由から、高齢者の住まいにぴったりだと言われています。

① 空気を自動でキレイにする力がある

シラス壁の最大の特徴は、「空気を整える力」がとても強いことです。
シラスという素材には無数の穴が空いていて、湿気を吸ったり放出したり、ニオイを吸着して分解する性能があります。
そのため、

・部屋のニオイがこもりにくい
・カビが生えにくい
・空気が軽く感じる
・夏のムワッとした空気が緩和される

こんなメリットがあります。
高齢者はニオイやカビに敏感になりやすいため、空気が清潔なことは大きな安心材料です。

② 湿度を整え、体への負担を減らす

室内がジメジメしていると体がだるく感じたり、呼吸がしづらくなったりします。
逆に乾燥がひどいと喉を痛めやすく、特に冬は風邪の原因にもなります。

シラス壁は自然に湿度を整えてくれるため、体への負担を減らしてくれます。

・梅雨の時期でもジメジメしにくい
・冬の乾燥をやわらげる
・洗濯物の室内干しにも効果的

こうした特徴は、高齢者の快適な生活に直結します。

③ 断熱性が高く、ヒートショックのリスクを減らす

シラスは断熱効果にも優れています。
壁そのものが熱を通しにくいので、部屋の温度が急に変わりにくくなります。
特に冬の、

・廊下が極端に寒い
・トイレだけ気温が低い
・洗面脱衣所が冷える

こうした温度差はヒートショックの原因になります。
シラス壁の使い方次第では、「家全体の温度がゆるやかに保たれやすくなる」ため、高齢者の健康面で大きなプラスになるのです。

④ 劣化しにくく、お手入れが楽

高齢者の住まいを考えるとき、見逃せないのが「お手入れのしやすさ」です。
壁紙は年数がたつと劣化したり、はがれたり、汚れが目立つようになります。
一方、シラス壁は自然素材そのものなので、

・時間が経っても劣化しにくい
・色あせしにくく、汚れに強い
・基本的にほこりを払うだけでOK

という特徴があります。
「長く大切に使える家」という意味でも、シラス壁はとても相性が良い素材なのです。


高齢者が安心できる“やさしい家”をつくるポイント

シラス壁を取り入れるだけでも住まいはぐっと快適になりますが、さらに安心できる空間にするためには、家全体のバランスも考えることが大切です。
たとえば——

手すりを適切な場所に設置する

階段や廊下だけでなく、ベッドの周りや玄関にもあると安心です。

照明は「明るすぎず暗すぎず」に

眩しさは転倒の原因にもなります。柔らかい光でしっかり見える環境が理想です。

家具の配置をシンプルに

歩く場所に物を置かないだけでも安全性は大きく高まります。

滑りにくい床材を選ぶ

クッション性がある素材や、滑りにくいフローリングなどが向いています。

こうした工夫とシラス壁を組み合わせることで、「空気が良くて、安心で、長く快適に過ごせる家」が実現します。


まとめ:シラス壁でつくる、心も体もゆるやかに過ごせる家

高齢者にとって本当に「やさしい家」とは、特別な設備ではなく、毎日の暮らしの中で自然と安心できる家 のことです。
シラス壁は、見た目の美しさだけではなく、

  • 空気を整える
  • 温度差を減らす
  • 体への負担を軽くする
  • 長く安心して使える

といった特性を持つため、高齢者の生活にとても適した素材と言えます。
住まいの見直しを考えている方や、親御さんとの同居を検討している方は、ぜひ一度「シラス壁」を選択肢に入れてみてください。
自然素材ならではの穏やかさが、日常の安心につながっていきます。


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