シラス壁で実現する健康住宅!家族に優しい住まいとは?
はじめに
家族みんなが健康で快適に過ごせる家を作りたい。そんな思いを叶えるのが、自然素材「シラス壁(しらすかべ)」です。シラス壁は、火山の噴火でできた「シラス」という天然素材を使った壁材で、見た目が美しいだけでなく、家族の健康を守る力を持っています。
シラス壁って何?
シラス壁は、火山灰の一種であるシラスを主成分とする塗り壁材です。シラスは、細かい穴が無数に開いているため、湿気を吸ったり放出したりする調湿効果や、臭いを吸着する消臭効果があります。また、化学物質を一切使用していないため、アレルギーや喘息などの症状を和らげる効果も期待できます。
シラス壁の健康効果
1. 湿気を調整してカビやダニを防ぐ
シラス壁は、湿度が高いときに湿気を吸い、乾燥すると湿気を放出する調湿機能を持っています。これにより、室内の湿度を快適に保ち、カビやダニの繁殖を抑えることができます。
2. 空気をきれいにする消臭・有害物質の吸収効果
シラス壁は、タバコの煙やペットの臭いなどの生活臭を吸着し、室内の空気を清潔に保ちます。また、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解する力もあり、シックハウス症候群のリスクを減らすのに役立ちます。
3. マイナスイオンを発生させる
シラス壁は、自然にマイナスイオンを発生させる特徴があります。マイナスイオンはリラックス効果があるとされており、森林の中にいるような心地よい空気を作り出します。
4. 耐火性に優れ、安全な住環境を作る
シラスはもともと火山の噴火によってできた素材なので、非常に耐火性に優れています。万が一、火災が発生した場合でも燃えにくく、有害なガスを出しません。住宅の安全性を高める上でも、大きなメリットとなります。
5. 長持ちし、メンテナンスが楽
シラス壁は、一般的なクロスや塗装の壁に比べて耐久性が高く、長持ちします。汚れがつきにくく、傷がついても簡単に補修できるため、メンテナンスの手間がかかりません。自然素材のため経年変化も味わいとなり、長く住めば住むほど愛着が湧く壁材です。
シラス壁のデメリット
1. 初期費用が高め
シラス壁は、職人の手作業で施工されるため、一般的な壁材に比べて初期費用が高くなります。しかし、長期的に見れば、メンテナンス費用の削減や省エネ効果などで十分に元が取れると考えられます。
2. 施工が天候に左右される
シラス壁は、自然素材であるため、雨天時の施工が難しく、工期にズレが生じることがあります。施工時期や天候に注意が必要です。
3. ひび割れや粉が落ちる可能性
地震などの外的要因や木材の収縮により、ひび割れが生じることがあります。また、長期間使用していると、壁から粉が落ちることもあります。ただし、補修用キットがあるため、簡単に修復できます。
シラス壁を使った家づくりのポイント
- 家族の健康を最優先に考える:シラス壁は、アレルギーや喘息などの症状を和らげる効果があり、 家族全員が快適に過ごせる環境を作ります。
- 省エネ・エコ住宅を目指す: シラス壁の調湿効果や断熱性により、冷暖房の効率が向上し、省エネ・エコ住宅を実現できます。
- デザイン性を重視する: シラス壁は、自然な風合いや色合いが魅力で、ナチュラルで落ち着いた雰囲気の空間を作り出します。
まとめ
シラス壁は、自然素材ならではの健康効果や省エネ効果、デザイン性を兼ね備えた優れた壁材です。家族みんなが健康で快適に過ごせる住まいを作りたいと考えている方には、ぜひ取り入れていただきたい素材です。初期費用は高めですが、長期的なメリットを考えれば十分に価値のある投資と言えるでしょう。
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