リフォーム費用を抑える秘訣!シラス壁で長持ちする家に

2025/11/12(水) シラス壁コラム

はじめに

家を建てて10年、20年と経つと、どうしてもあちこち気になるところが出てきます。
壁の汚れ、カビ、ひび割れ、結露…。
「そろそろリフォームかな」と思って見積もりを取ってみたら、予想以上の金額にびっくり。
「もう少し安くできないかな?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そんなときに注目したいのが、「シラス壁」です。
一見、自然素材の高級仕上げに見えますが、実は長期的に見ればリフォーム費用をぐっと抑えられる壁材なんです。

この記事では、「なぜシラス壁が家を長持ちさせ、結果的にお金の節約になるのか」を、専門知識がなくても理解できるように、やさしく解説します。


リフォーム費用が高くなる本当の原因

リフォームといえば「古くなった部分を新しくする」というイメージですが、実際に費用を押し上げているのは「劣化の早さ」と「繰り返しのメンテナンス」です。

たとえば、一般的なビニールクロス(壁紙)は10年ほどで張り替え時期を迎えます。
汚れやはがれ、日焼けによる変色などが目立つようになり、見た目が悪くなるためです。
張り替え費用は1回につき10〜20万円ほど(部屋の広さにもよります)。
これを30年の間に2〜3回繰り返すと、壁だけで合計数十万円以上の出費になります。

つまり、「安い材料を選んでも、長い目で見ると高くつく」というのが、リフォーム費用がかさむ一番の理由なのです。


シラス壁とは?長く使える理由をやさしく解説

「シラス」とは、九州南部に広がる火山噴出物のこと。およそ2万5千年前の大噴火によって生まれた自然の恵みです。

このシラスを原料にしてつくられた「シラス壁」は、化学のりや樹脂を使わず、自然の力だけで固まる塗り壁。

昔ながらの土壁や漆喰のように、呼吸する壁とも呼ばれています。
つまり、湿気を吸ったり吐いたりして、家の中の空気を整えてくれるのです。

しかも、この素材は「セラミック」に近い性質を持っており、紫外線や熱、湿気にとても強い。
だから、時間が経っても劣化しにくく、長持ちするのです。


シラス壁が「リフォーム費用を抑える」3つの理由

では、どうしてシラス壁が家計にやさしいのか?
その理由を3つに分けて見ていきましょう。

① メンテナンスの頻度が少ない

シラス壁は、ビニールクロスのように「剥がれる」「浮く」「破れる」という劣化がありません。
経年変化はあっても、味わいとして楽しめるレベル。

もし汚れがついても、消しゴムやメラニンスポンジで軽くこすったり、専用の洗浄剤でキレイになります。

一部だけ補修することもできるので、全体を張り替える必要がないんです。
これだけで、リフォームのサイクルを10年→30年以上に延ばすことができます。

つまり、**「修理の回数が減る=お金がかからない」**というわけです。

② 湿気・カビ・結露を防いで、家自体を長持ちさせる

家の中の劣化の大きな原因は「湿気」です。
壁の裏に湿気がたまると、カビや腐食が進み、下地材や柱まで傷んでしまいます。

でもシラス壁は、湿度を自然に調整してくれるため、壁の中に湿気がこもらず、カビや結露を防ぎます。

結果として、家の構造そのものを長持ちさせることにつながります。
リフォームの「根本原因」を減らすことができるんです。

③ 空気がきれいになり、家電や家具も長持ちする

これは意外な効果かもしれませんが、シラス壁は空気中の有害物質や臭いのもと(ホルムアルデヒド、生活臭など)を吸着します。

空気がきれいだと、家具やカーテンの黄ばみ、カビの発生も抑えられます。
湿気や臭いの少ない空間は、エアコンや空気清浄機の負担も減らすことができます。

つまり、目に見えないところで家全体の寿命を延ばしてくれるんです。


実際にかかる費用は?(長期的な比較)

では実際、コスト面ではどのくらい違うのでしょうか。

壁材の種類 初期費用(10㎡あたり) 耐用年数 メンテナンス費用(30年) 合計コスト
ビニールクロス 約3〜5万円 約10年 2回張り替えで約10万円 13〜15万円
漆喰(しっくい) 約6〜8万円 約20〜25年 軽い補修で約3万円 9〜11万円
シラス壁 約8〜10万円 25年以上 ほぼ不要(部分補修程度ならDIYも可能) 8〜10万円


一見、最初にかかるお金は少し高く感じるかもしれません。
でも、張り替えや補修の手間がほとんどないため、長い目で見れば一番安く済むのです。
また、メンテナンスのたびに業者を呼ぶ手間や時間も省けるので、精神的にもラクになります。


シラス壁を取り入れるおすすめタイミング

「新築じゃないと使えないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実はリフォームでも簡単に取り入れられます。

おすすめなのは、次のようなタイミングです。

  1. 壁紙の張り替えを検討しているとき
     → 既存のクロスをはがして塗るだけでOK。状況によっては、クロスを剥がさずに塗ることも可能。

  2. カビや結露が気になるとき
     → シラス壁に変えることで、空気と湿度を整えられます。

  3. 子ども部屋や寝室の環境をよくしたいとき
     → 化学物質を使わず、空気をきれいに保つので安心。

特に、家の中で長く過ごすリビングや寝室に使うと効果を実感しやすいです。


「長持ちする家」は“素材選び”から

リフォームというと、見た目のデザインに注目しがちです。
でも本当に大切なのは、**「どんな素材を選ぶか」**ということ。

安い素材を何度も直すより、良い素材を長く使うほうが、結果的にお金も時間も節約できます。

シラス壁は、まさにその考え方にぴったりの素材です。「一度つくったら、ずっと快適が続く家」。
そんな理想の住まいを支えてくれます。


実際の声:シラス壁リフォームで暮らしが変わった

● 兵庫県・Mさん(築25年の戸建てをリフォーム)

「壁紙のはがれやカビが気になって、思い切ってシラス壁にしました。
見た目が明るくなっただけでなく、部屋の空気が本当に変わりました。
夏のジメジメが減って、掃除の手間も少なくなりました。」


● 福岡県・Hさん(築15年のマンション)

「最初は費用が高いかなと思いましたが、
壁紙を貼り替えるよりもずっと長持ちすると聞いて決断しました。
今では“もっと早く知っていれば”と思うほどです。」


● 神奈川県・Yさん(子育て中のご夫婦)

「子どものアレルギーが気になって、化学物質の少ない壁を探していました。
シラス壁にしてから空気がすっきりして、においもこもりません。
家族全員、深呼吸したくなる家になりました。」


DIYでもできる?部分的な活用もおすすめ

最近では、シラス壁のDIYキットも販売されています。
下地材や道具がセットになっており、初心者でも挑戦できます。

たとえば、

  • トイレの壁の一面だけ
  • 子ども部屋の一角
  • 玄関や廊下のアクセントウォール

といった「部分リフォーム」から始めてもOK。費用を抑えつつ、効果を体感できます。


まとめ:リフォームを「繰り返さない家」へ

リフォーム費用を抑える本当のコツは、「安い工事を選ぶこと」ではなく、
繰り返さなくていい素材を選ぶこと」です。

シラス壁は、

  • 湿気やカビに強く、家を守る
  • メンテナンスが少なく、長持ちする
  • 空気をきれいにして、健康にも良い

という3拍子そろった、コスパの高い壁材

初期費用はやや高めでも、10年、20年先のリフォーム費用を考えれば、シラス壁こそが“節約の近道”になります。


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