ハナミズキの家
株式会社かすがい建築舎(神奈川県)
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外壁:スーパー白洲そとん壁W W-125 スチロゴテ仕上げ


外壁:スーパー白洲そとん壁W W-125 スチロゴテ仕上げ

外壁:スーパー白洲そとん壁W W-125 スチロゴテ仕上げ

外壁:スーパー白洲そとん壁W W-125 スチロゴテ仕上げ







当初、ご相談に来られた時は
この敷地の向かいの土地を
ご検討されていました。
その土地は、敷地の高低差があり、
道路との境には竹富島の風景を
思い起こされる玉石積みの3m
を超える擁壁で囲われていた。
雰囲気や土地の在り方は
すごく施主も私もすごく気に入って
いたのですが、道路幅員が不明瞭で
調べていくと、やはり狭隘道路(前面道路幅員4m以上)
の兼ね合いでその玉石積みの擁壁を
壊さなくてはならず、土地の分筆、売買、開発も
必要となるため、土地関連の懸念事項がどうしても
払しょくされず、少しペンディングに
なっていたところ、今の敷地近隣の
別の不動産屋さんからこの敷地を
紹介され、すぐに気にいられ、即断で
購入に至った経緯がありました。
ご縁とか、相性とか、運命の巡りあわせとか
夫婦になるもの同士、自分が望む土地を
見つけたときにも良く言いますが、
施主とこの敷地の出会いは、
まさにそんな言葉しか当てはまらなかった。
そんなものをまじかに見せられると
作り手としての
良い家を作らなければ
っていう期待と重圧が
肩を組んでスクラム状態で
私に猛タックルしてくるような
そんな感覚だったのを憶えています。
今計画は、敷地は十二分に広く、
いつも建築法令に縛られまくって
抜け道を探すように住宅街で
家づくりをしている身分の私に
とってあまりにも自由すぎて
起点がなく、非常に掴みどころが
なく、イメージが付きづらい状態で
思慮していました。
そんな時、
既存敷地内家屋の
農家住宅を解体する際、
立ち会わせていただける機会があって
様々な日本庭園的な植栽や
景石があった中、唯一なんだか
私には少し光って見えた植栽が
ありました。
施主も同じ感覚だったようで
その植栽だけ残すというよりか
初対面なのに忍びないっていう
不思議な感覚があったような気がします。
それが、ハナミズキの木でした。
じつは、ハナミズキと分かったのは
工事中に花が咲いてから。
それまでは、この子は葉ぶりが綺麗で
なぜか存在感がある子だなあーと
思ってはいたが、なんの植栽か
何者なのか施主とゆっくり時間かけて
判別しましょうね的な感じだったのですが
花を見て、ようやく。
実際、ハナミズキが立っている場所が
土地の在り方や敷地の使い方にある一定の
指針を与えてくれて、家の形を決めていけました。
施主と、総二階や、一部二階などのPLANを
検討提案はしたけれど
この敷地に合うのは平屋しかないと
お互い心が決まってた気がします。
そこから平屋なので、建築費が
割高になることから予算の検討と、
配置計画も敷地の横幅を
しっかり使うので、
建物裏の使い方や周辺の使い方を
入念に確認し合って決めていきました。
建物はケラバ側をファサードになるよう
計画し、建物内部にも蓄熱体を設け、
周辺より、冬場の厳しい気温のなか、
太陽の日射を最大限受け止められるよう
計画していった。
庇、障子、焼杉、土壁。
日本的な美しさを残しながら、どこか
アメリカのフラットハウスを彷彿とさせる
シルエット。
周辺環境や土地に対して少しでも
建物が偉そうにならないよう
配慮した。
窓の位置、テラスの位置は、
ハナミズキが見えるように、
邪魔しないように、日射とともに
ハナミズキにも合わせて計画。
この敷地の生き字引、歴史の証人、
想いを引き継ぐ、氏神のような存在。
こんな起点での家を作り方があるんだなあと
今思うと改めて実感しますが、
設計していた当時は、この敷地と
ハナミズキの存在で、ごくごく自然の成り行き
でそうしていたなあと。
この家の名前は「ハナミズキの家」以外
考えられない。
いつまでも見守ってもらいたいです。
外壁:スーパー白洲そとん壁W W-125 スチロゴテ仕上げ
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