鹿児島県省エネルギー体験住宅

鹿児島市

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鹿児島県省エネルギー体験住宅は、鹿児島県の省エネルギー化推進事業によって建設され、自然に囲まれた鹿児島市郊外の環境共生モデル団地「ガーデンヒルズ松陽台」内にあります。

鹿児島の気候・風土に配慮し、また自然エネルギーを積極的に活用し、省エネルギーの比較を体験できるような活用方法を提案しています。
この住宅に、シラス内装材「中霧島壁ライトビオセラカラー」が採用されています

外観

外観:屋上には太陽光発電と太陽熱温水器が設置されている。舗装には、シラスとゴミ焼却灰等でつくった保水性の高いヒートアイランド対策レンガを使用している。

「鹿児島県省エネルギー体験住宅」は、県民の皆様が、来て、見て、体験して、住まいづくりに活かせる住宅です。
南側を高齢者世帯、北側を若者世帯と想定した二世帯住宅です。
高齢者世帯では「オール電化の住まい」、若者世帯では「ガスと電気を用いた住まい」をテーマに、一般の住宅に導入できる最新の設備システムや、鹿児島特有の環境に配慮した建材、設備機器に頼らないエコなしかけを展示しています。

住宅内では様々な体験ができる

住宅内では様々な体験ができる。左:省エネパネルでは、消費電力や給湯能力などを確認できる。右:床・壁・天井の内部構造を見ることができる。

シラス壁は、この住宅の高齢者世帯の居間・食堂の内装に採用され、自然素材活用、省エネ貢献に期待が寄せられています。
蒸し暑い夏においては、シラス壁の調湿機能により体感温度を下げることができるため、不快感を軽減しエアコンの使用抑制に貢献します。
また、シラス壁は南九州の火山噴出物シラスを主原料としているため、地産地消にも繋がります。
さらには、消臭機能にも優れるから、高齢者世帯の室内の空気清浄にも一役を担います。

高齢者世帯の居間・食堂

高齢者世帯の居間・食堂

高齢者世帯の居間・食堂。この空間は仕様の異なるガラスを用いているため、遮断・断熱性能が体験できます。
中霧島壁ライトビオセラカラー LB-74 アラバケ引きヘッドカット仕上げ



●鹿児島県省エネルギー体験住宅のコンセプト
鹿児島県省エネルギー体験住宅では、比較体験ができるように、若者世帯と高齢者世帯を想定した二世帯住宅とし、『楽しく、自然とふれあうことのできる家』を計画しました。

若者世帯では、独立した子どもたちが将来戻ってきたいと望むような家をイメージして、設計に取り組みました。そのため建物外観は現代的なデザインを採用し、若い世代でも愛着を持って住み続けられるように配慮しています。

高齢者世帯においては、体が不自由になっても生活しやすい家を目指しました。
環境共生モデル団地として開発された「ガーデンヒルズ松陽台」にある省エネルギー体験住宅は、ふれあい公園やせせらぎのある歩道に隣接しており、自然エネルギーを積極的に活用しています。また、設備機器や建材、建物のデザインにおいても省エネルギーにこだわった計画とし、『来て、見て、体験して、住まいづくりに活かせる住宅』という施設のテーマのもと、県民の皆様が省エネルギーに関する工夫・設備を気軽に比較・体験できるモデル住宅として計画しました。これらの機器などは、パネル等を用いて分かりやすく紹介をしていきます。      (鹿児島県省エネルギー体験住宅パンフレットより抜粋)


環境に配慮した数多くの設備機器やシステムを見ることができる

環境に配慮した数多くの設備機器やシステムを見ることができる。
左上:太陽光発電パネル。右上:雨水利用タンク、エネファーム。敷地内にはエコキュートもある。左下:自然通風換気システムの床上換気口。右下:自然通風換気システムの2階床の木製格子。2階の窓の開閉により、自然な通風が生じる


この住宅では、太陽光発電や燃料電池設備、太陽熱温水器、エコキュート、LED照明、雨水タンク、節水型トイレ等、数多くの省エネルギー設備を見学できます。
緑のカーテンや庇の効果、自然通風換気システムなど、設計の工夫による省エネルギー技術も学ぶことができます。
さらに、梅雨時期から夏にかけては、シラス壁の調湿機能も体感できます。

環境に対して負荷の少ない社会構築のため、この機会にこの省エネルギー住宅を体験してみませんか?

 

※鹿児島県省エネルギー体験住宅は一般の見学が可能です。

鹿児島県省エネルギー体験住宅は一般の見学が可能です

鹿児島県省エネルギー体験住宅
〒899-2707鹿児島市松陽台町22-8,22-9
URL:http://www.pref.kagoshima.jp/ah14/kurashi-kankyo/sumai/info/ecohouse.html