壁のリフォーム、その前に

自然素材でリフォーム

健康や環境のことを考えて、自然素材でリフォームしたいという方が増えています。自然素材にはそれならではの良さがあります。自然な風合いを楽しめるのはもちろん、空気の浄化、消臭、調湿、断熱といった機能性に優れたものもあります。外壁や内壁をはじめとした建材にどのようなものを使えばよいかのか、基本知識や選び方、事例を交えてガイドします。

壁のリフォーム、その前に

古くなって色あせたり、めくれてしまった壁紙・・・リフォームで新しい壁紙へ張替えてしまおうとするその前に、壁の仕上げ材について、改めて考えてみませんか。

壁は、住空間の内で最も多くの面積を占めるため、その施工場所の雰囲気や空気感に大きく影響を与えます。

部屋の用途や、好みに合わせて内壁を選ぶことで、家への愛着が沸き、個性を表現できます。また、長い時間を過ごすので、化学物質の含有量や消臭調湿性能等も確認しておきたいポイントです。

壁の仕上げ材について、それぞれの壁材のメリット・デメリットや特徴についてご紹介致します。

クロス(壁紙)

施工が簡単で工期が短縮できるのが特徴。色や柄の種類も豊富です。現代の住宅の内壁の仕上げ材の主流です。

【メリット】:

工期が短縮でき、安価なものも多いので費用が抑えられる。
色や柄の種類が豊富。

【デメリット】:

経年劣化が早い。壁紙によっては、健康を害する化学物質を放出する。

・紙系壁紙

紙(普通紙、難燃紙、紙布)を主素材とする壁紙。紙ならではの柔らかな風合いが魅力。

・塩化ビニル樹脂系壁紙

塩化ビニル樹脂を主素材とする壁紙。安価で色や柄の種類が豊富。

・プラスチック系壁紙

塩化ビニル樹脂を除くプラスチックを主素材とする壁紙。安価で色や柄の種類が豊富。

・無機質系壁紙

無機質紙・無機質骨材・ガラス繊維など無機質を主素材とする壁紙。自然素材で落ち着きのある風合いが魅力です。 消臭機能を兼ね備えたものもあります。

塗り壁

調湿性や断熱性などに優れ、存在感のある素材の風合いが魅力です。その中でも、日本で伝統的に使われていた自然素材の左官材を紹介します。

【メリット】:

存在感のある深い味わいがある。自然素材の為、健康を害する化学物質を放出しない。調湿性・断熱性・消臭機能等、素材の持つ機能がある。長寿命。

【デメリット】:

工期が長くなる。施工に専門の技能が必要となるため、費用が高くなる。

シラス壁

主原料は「天然のシラス」無機質の天然セラミック素材でできており、細かい微粒子の中に無数の孔が空いた多孔質構造により高い消臭・調湿機能・空気清浄化作用などがあります。DIYで簡単に塗れるシラス壁もあります。

・漆喰

主原料は「石灰岩や貝殻を焼いて作られる材料」湿度調整に優れ、殺菌機能があります。

・珪藻土

主原料は「石灰岩や貝殻を焼いて作られる材料」湿度調整に優れ、殺菌機能があります。

・土壁

主原料は「土」。「土壁」の呼称、左官仕上げの壁を指す総称として用いられることもあります。京壁とも呼ばれ、数奇屋建築や茶室に好んで用いられます。

・砂壁

主原料は「砂」。砂で仕上げた塗り壁で、なめらかな美しさが特徴。風情重視の茶室や客間に用いられます。

塗装

カラーが豊富で、汚れても塗り替えが簡単にできるという特徴があります。

【メリット】:

質感が高く、カラーバリエーションが豊富。傷や汚れの修復が簡単。

【デメリット】:

量産型の壁紙に比べて材料費が高く、費用も高くなる。
汚れがつきやすい。塗り替え時の臭いが気になる。塗料によっては
健康を害する化学物質を放出する。

水性塗料

ニオイが少なく、他の塗料と比べて環境にも優しい塗料です。取り扱いや保管が簡単で費用が安いという特徴があります。室内塗装の主流です。

・黒板塗料

壁に塗装するだけで黒板のようになります。インテリアに取り入れて、デザイン性を高めたりお子様の遊び場にすることができます。

・マグネット塗料

磁石をくっつけることができます。壁に画鋲を刺さずにホックを取り付けたり、写真や伝言メモをつけることができます。

内装材の組成や性能は精神面、身体面の健康に影響し、シックハウス症候群や不眠症などをもたらす原因を作りかねません。費用との兼ね合いや、DIYの検討などを考慮しつつ、長く健康に暮らす為に、慎重に内装材をお選び頂く事をおすすめします。